会社名 | 京都樹脂精工株式会社 |
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創業 | 1967年2月15日 |
従業員数 | 95名(2024年4月1日時点) |
資本金 | 3,700万円 |
実績 | 企業や大学実験室への納入実績、アクリル製耐圧水槽等の特殊製品の製作実績が豊富。 |
小ロット対応 | 〇 |
図面なしでの対応 | 〇 |
環境への取り組み | サステナビリティとして、SDGs行動宣言や環境宣言などを含む。 |
問い合わせ方法 | 電話・メールフォーム |
住所 | 京都府久世郡久御山町佐古外屋敷150 |
電話番号 | 0774-43-7131 |
京都樹脂精工は、京都府久世郡久御山町に本社を置く企業です。樹脂精密切削加工の技術に強みを持つ企業で、各種樹脂や軽金属の精密切削や特殊加工、小型精密機器の組み立てなどを行っています。今回は、京都樹脂精工のものづくりに対する姿勢や、その特徴について解説しますのでぜひ参考にしてください。
京都樹脂精工のものづくりとは
京都樹脂精工は、顧客のニーズに寄り添い、常に最高品質の製品を生産することを目指しています。「不可能」と思われるような難しい加工であっても、京都樹脂精工のスタッフは取り組み、難易度の高い加工や小ロット注文にも積極的に取り組んでいます。
「これは難しいのではないか」と思うような内容であっても、まずは京都樹脂精工に相談してみてください。営業、設計、製造の各担当が一丸となり、ラフ図からの部品製作やモックアップの作成など、あらゆる要望に対応します。
柔軟な対応力が強み
京都樹脂精工の強みの一つは、現場での柔軟な対応力です。現場でのお打ち合わせや取り付け作業にも柔軟に対応し、その場で仕様を決定することも可能です。こうした対応力が評価され、大学実験室や多くの企業に製品を納入してきました。
顧客との対話で生まれた特殊製品についても、豊富な政策実績を有しています。たとえば、アクリル製耐圧水槽のような独自製品も、顧客との対応の中から生まれてきました。京都樹脂精工では試作品から量産品まで幅広く対応しています。
1点物の試作品であっても、綿密な打ち合わせでつくりあげるため、顧客から厚い信頼を獲得してきました。京都樹脂精工で図面作成を行う場合も、樹脂特有の技術的課題を解決したうえで高品質な製品を生産できます。
改善提案によってコストダウンを実現
さらに、京都樹脂精工では、製品のコスト削減を含む幅広く改善提案を行っています。長年の知識や技術にもとづいた提案は、大きなコストダウンを実現してきました。しかし、コストダウンに成功しても品質が低下したのでは意味がありません。
京都樹脂精工は、コストダウンと品質の安定化を両立できる提案を行っています。京都樹脂精工は、顧客のあらゆる課題に真摯に向き合い、最適な解決法を提供する信頼できるものづくりのパートナーなのです。
京都樹脂精工が採用している加工技術
京都樹脂精工は、さまざまな加工技術を用いて製品を作っています。
スライス・マシニング加工
スライス・マシニング加工は、板やブロック状の材料にドリルやエンドミルなどの刃物を使って形を削り出す技術です。3DデータやCAD CAMを使うことで、複雑な形状でも高精度に加工できます。
特にアクリルや塩ビ透明といった材料の場合、寸法の正確さだけでなく、内部の見え方も重要であるため、仕上がりの美しさにも細心の注意を払っています。
旋盤加工
旋盤加工は、円柱状の材料を回転させながら刃物を当てて形を整える技術です。非常に高精度で、部品の真円性や軸の正確さが求められます。
旋盤加工を行った後は、3次元測定器や画像測定器といった精密測定機器で寸法確認を行っています。さらに、NC旋盤のプログラムを駆使することで、特殊なネジ形状の製作も可能です。これにより、幅広いニーズに応じた高品質な部品を提供しています。
曲げ加工
曲げ加工は、樹脂材料に熱を加えることで柔らかくして様々な角度に曲げる技術です。一般的な90°の曲げはもちろん、専用の加工治具(加工物を固定する補助工具のこと)を用いることで、あらゆる角度に対応できます。
これにより、標準的な規格に含まれない特殊なサイズのパイプや形状も製作可能です。曲げ加工を活用することで、多様なニーズに対応した製品を提供することができます。
このほかにも、モデリング加工や接着・溶接加工、彫刻などさまざまな加工技術を駆使して、顧客ニーズを実現するよう努めています。
品質管理・環境への配慮の方針を定めている
京都樹脂精工は、品質管理を行ううえで5つの目標を立てています。
1つ目の目標は、品質マネジメントシステム(ISO9001:2015)を定着させ、国際規格に沿った品質管理を行うことです。2つ目の目標は、すべての業務効率の改善に努めることです。
3つ目の目標は、PDCAの重視です。PDCAとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(確認)」「Act(改善)」の4つのステップで、これらを繰り返すことで業務の改善を図ることが目的になります。
4つ目の目標は、課題を明確にして解決に努めることです。5つ目の目標は、品質目標を設定し、定期的に見直して品質マネジメントシステムを継続的に改善することです。これらの目標を達成することで、品質管理能力の向上を図っています。
また、京都樹脂精工は、SDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し、事業活動を通じてSDGs目標を達成する取り組みを積極的に行っています。脱炭素社会の実現や健康経営の推進、責任ある企業行動を取るなどの取り組みで、社会全体に貢献しているのです。
まとめ
今回は、京都樹脂精工の特徴について解説しました。京都樹脂精工はものづくりに徹底的にこだわることで、顧客ニーズに応えてきた企業です。試作品のような1点物から量産品の生産まで、幅広いニーズにこたえられるのも、多くの技術やノウハウを蓄積してきたからでしょう。樹脂の精密加工について困っていることがある企業は、ぜひ一度、京都樹脂精工に相談してみてはいかがでしょうか。