会社名 | PLAMO株式会社 |
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創業 | 昭和51年5月18日 |
従業員数 | 17名 |
資本金 | 1,000万円 |
実績 | 代表の茂木 淳志が、2024年9月に博士号を取得。 |
小ロット対応 | 〇 |
図面なしでの対応 | 記載なし |
環境への取り組み | ISO9001認証取得による、品質管理体制と環境への取り組みを実施。プラスチック製品の成形・加工時のCO2排出削減や排水の処理など環境面に配慮し、エコ活動を継続している。 |
問い合わせ方法 | 電話・FAX・メールフォーム |
住所 | 埼玉県本庄市仁手279番地 |
電話番号 | 0495-22-5056 |
新製品の開発は、アイデアを現実世界に変換する創造的な仕事です。既存問題に対して解決策を提案したり、新ニーズを満たす製品を創造したりすることは開発の醍醐味でしょう。一方で金型設計と製作のステップで実現の難しさに直面することもあります。今回はそんな場面で強力なパートナー候補となるPLAMOの特徴を紹介します。
主に4つの業務サービスを提供
PLAMO株式会社は1976年に創業した、射出成形によるプラスチック部品メーカーです。埼玉県本庄市と群馬県伊勢崎市に工場をもち、日本全国からの依頼に対応しています。
提供する業務サービスは、主に「切削加工用素材の製造販売」「プラスチック部品 設計支援」「プラスチック 射出成形加工」「共同開発」の4つです。PLAMOは独自の射出圧縮成型技術を採用したIMPブロックを切削加工用素材として製造・販売しています。
このブロックの特徴はボイド(空隙)がなく、積層界面に十分な強度があることです。製造できる材質はPP・PE等の汎用プラスチックからPEEK・PPS等のスーパーエンジニアリングプラスチックまで対応でき、格安・短納期・小ロットでの提供が可能なため、量産を想定した素材で切削加工したい商品開発担当技術者におすすめです。
また、プラスチック部品の設計支援にも対応しています。支援プランは部品設計のみ、部品設計+金型製造、部品設計+金型製造+部品製造の3つあり、顧客の需要に合わせたサポートを選択できます。
樹脂設計に詳しくない方や、より高い性能を期待する方など、ノウハウを十分に持ち合わせておらず不安がある状況で、とくに魅力的なサービスです。
PLAMOではシミュレーション技術を活用して、予防処置を可視化した提案が受けられます。そのため、加工難易度が高い場合でも予期せぬトラブルを事前に排除できるため、高いモチベーションを保ちながらプロジェクトを進められます。
プラスチック射出成形加工サービスでは、汎用樹脂・エラストマ系軟質材料・PEEK・PPSUに代表される難加工材料に対しても適用可能です。プラスチック成形加工に関する研究で蓄積したノウハウと、独自のIMP工法・IMM工法を使って、通常の成型技術では実現が難しい高精度・高強度部品の安定供給を実現しています。
共同開発サービスは、顧客の高い要求性能や新規分野に関する要望に対して、PLAMO社内にプロジェクトを立ち上げました。こちらは、IMPブロックから切削加工した部品評価や各種性能評価を実施するサービスです。
PLAMOの総合力や材料メーカーなどの協力が必要となる案件や、複合的に絡む要求性能、難加工が予想される製品、新規開発製品の基礎研究などの場面でとくに強力なサポートが期待できます。
PLAMOの加工技術の特徴を紹介
PLAMOの強みのひとつは、プラスチック成形加工に対して研究を重ね、独自のノウハウを所持していることです。IMP工法、IMM工法といった独自のプラスチック加工技術を駆使することで、信頼性の高い製品づくりを可能としています。
IMP工法とは、製品内部に潜むボイド(空隙、気泡)やクラックといった欠陥が発生しないよう安定的に制御する成形技術です。
そしてもうひとつのIMM工法は、金属部品の樹脂化を促進させる目的で開発された加工方法です。高いウェルドライン強度を保ち、かつ高い寸法精度を実現できます。
これら2つの工法に、製品のヒケ・ソリを補正する寸法補正技術、部品レベルで設計の整合性や金型製作前に問題抽出することを目的とした成形シミュレーション技術を組み合わせることで、高精度・高強度の樹皮部品を提供しています。
プラスチックの性質を熟知したPLAMOの加工技術を用いることで、開発製品の寸法精度向上、ヒケ・ソリの制御、ウェルドライン強度改善、ボイド制御、繊維配向制御ができ、製品開発者の抱える問題を解決に導きます。
注文から納品までの流れ
PLAMOで樹脂加工・プラスチック部品制作を依頼する場合、まずは電話・FAX・E-mailなどで連絡をとります。必要な情報として、会社名・担当者名・住所・電話番号、希望図面があれば添付すると問い合わせがスムーズになります。
注文の概要を伝えた後、打ち合わせ・取引契約に進みます。見積もり内容・納期などに納得出来たら取引契約書、必要に応じて秘密保持契約書を取り交し、本契約成立です。契約が成立するとPLAMOが製品図面に基づいて製作を開始します。
この段階で、依頼者は契約で決定した方法に従って支払いを済ませます。初めての取引の場合、料金振り込み後の清算、または代引き納品となります。製品完成後は、希望する業者によって配送される製品を受けとり、納品完了です。依頼者が近距離の場合は車での直接納品にも対応しています。
まとめ
顧客のプラスチック部品の企画に関して、金型設計・プラスチック加工・樹脂部品加工を総合サポートするPLAMOの特徴を解説しました。PLAMOの強みは独自研究によるプラスチックや樹脂部品の設計や加工です。IMP工法、IMM工法にヒケ・ソリの補正や設計段階で問題抽出を可能とするシミュレーション技術を組み合わせることで、ボイドやクラックのない精度と強度を兼ね備えた信頼性の高い樹脂製品の生産を可能としています。共同開発サービスにも力を入れているので、複合的に絡む要求性能、難加工が予想される製品、新規開発製品の基礎研究などでとくに強力なサポートが期待できます。